心配性でお金を使うのが怖いのにいつもお金がないのはなぜ？｜名古屋を拠点にオンラインのカウンセリング

2025/05/03

インナーチャイルドセラピー

名古屋を拠点にオンラインでカウンセリングをおこなっている井上ききです。

心配性でお金を使うのが怖いくせに、いつもお金がなくてカツカツなんです・・・

というSさんのご相談でした。

すごくわかる・・・とか思っちゃった案件でした(笑)

・心配性はお金がかかる！？

実は心配性であればあるほどお金がかかるんです。

保険なんていい例ですよね。Sさんもけっこういい額を払っておられました。

私はFPでもないので、何が必要で必要でないかはわからないのですが、

Sさんのインナーチャイルドが強い恐れを手放せた頃、保険の見直しを提案しようと思います。

先日、私も保険屋さんからこんなことを言われました。

「ききさんにもしものことがあった場合、次男さんは学生生活を続けられなくなる可能性があるので、

家事代行などに支払えるように、死亡保障をもう少し手厚くした方がいいですよ。

その方が、苦労なく学生生活を送れますよ」
　
ごもっともな話である。

以前の私だったら、「じゃあ、そうします」って言ってたところなんだけど、

「いや・・・母親が早くに亡くなって、今まで通りの生活を送れるなんて、次男も思ってないと思います。苦労したらいいんです」

と、断りました。

ひどい母親(笑)

でも私に、もしものことがあって、

家事をきょうだいで協力しながら学生生活を送るっていう世界も、次男に必要だから起こることなんだろう、そう思えます。

私の不安が原因で、次男の成長のチャンスを奪ってはならないのです。

・平穏な日常を送りたいだけなのにお金がかかる！？

Sさんの話に戻るのですが、

Sさんは家族の食事にも、できるだけこだわりの食材を使っています。

ここを掘り下げて行ったら、

病気になったらどうしよう・・・
日常生活が送れなくなる・・・
死んじゃったらどうしよう・・・

そんな不安が常にあるそうです。

さらに話を聴いていくと、Sさんにとって、平穏な日常生活が送れなくなることが何よりも恐ろしいという。
　
病気もそうだし、家族にもしものことがあったら、自分には対処できないと感じていたのです。

つまり、Sさんにとっては、こだわりの食材を使うことも、保険に入ることも「平穏な日常」という「安心」を得るためのやむを得ない出費だったんです。

だから心配性のSさんの家計は、いつもカツカツだったわけです。

・「安心」はお金では買えない

しかし・・・お分かりだと思うのですが、

「安心したい！」というSさんの欲求を叶えてくれるのは、保険でもないし、こだわりの自然派食材でもないんです。

Sさんの安心はどれだけお金を出しても結局は手に入りません。

Sさんに必要なものは、「何があっても、家族で協力して乗り越えられるんだ！」

という家族への信頼と、自分自身への信頼です。

なぜなら、起こることは想定外だからです。

残念だけど、私たちはたいして備えられないのです。

備えても備えても新たな不安はやってくるでしょう。

なにか想定外のことは起こるんだけど、その問題に対応する力が自分にはあるし、
みんなが助けてくれるから、大丈夫。

という、信頼以外に安心を獲得する方法は実はないのです。

私もそう思えたときに、初めて本当の安心を実感することができました。

Sさんもこれから、自分こそが不安なインナーチャイルドを安心させるお母さんになっていかれます。