「私がやったほうが早い」が奪っているものとは?—助けるだけが役割じゃない|名古屋を拠点にオンラインのカウンセリング
「役に立てないのは、悲しいこと」
名古屋を拠点にオンラインでカウンセリングをおこなっている、井上ききです。
昨日、カフェで原稿を書いていたときのこと。
隣の席のおばあちゃん3人の会話が、つい耳に入ってきました。
赤いベストのおばあちゃんが、ため息まじりに言います。
「まー、朝から晩まで、家におると やることが いっぱいで ちったー 手伝ってくれりゃ―いいのにと思うよ。ほんとに。」
> (朝から晩までやることがいっぱいで、少しは手伝ってくれればいいのにと思う。)
すると、緑色のカーディガンのおばあちゃんが、すかさず返します。
「いいがねー。やることが あるっちゅーのは、幸せなことだわー。わしなんか、朝から晩まで、何をやろうか 考えて・・・ほいでも そうも やることなんか あーへん。悲しなるよ。」
> (いいじゃないの。することがあるって、幸せなことですよ。私なんか、朝から晩まで何をしようか考えても、そんなにやることがないの。悲しくなりますよ。)
流暢な名古屋弁でした・・・(笑)
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・「やることがある幸せ」と「やることがない悲しさ」
聴くところによると、どうやら赤ベストのおばあちゃんはおじいさんと二人暮らし。
だから、家のことは全部自分でやらなきゃいけない。
一方、緑カーディガンのおばあちゃんは息子家族と同居してるっぽく、
息子さんやお嫁さんが家のことをやってしまうので、やることがなくて寂しいらしい。
孫の世話をしようとしても、お嫁さんに「甘やかさないで」と言われ、出る幕がないみたい。
自分の役割があるとか、毎日、やるべきことがあるっていうのは、もしかしたら幸せなことなのかもしれない。
それが、「私はここに居ていいんだ」という安心につながるはず。
赤べストのおばあちゃんは、毎日忙しくて不満だというけど、もしかしたら、役割がないよりはマシなのかもしれないな…
なんてことを考える。
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・「私がやったほうが早い」…本当にそれでいい?
私も自分でやった方が早いし…なんて、つい何でも自分でやっちゃおうとするところがある。
でも、それで周りの人の「役に立てる喜び」を奪っていないだろうか?
子どもやスタッフの役に立つ喜びや成長のチャンスを奪ってないだろうか?
そんなことにギクりとする。
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・まとめ:「助けること」だけが、人の役割じゃない
人は、誰でも「役に立てること」に喜びを感じる生き物です。
しかも私たちは役に立たてないと、なんとなくここに居ちゃいけない気分になっちゃう生き物でもあります。
だから、つい自分ばかりが役に立とうと頑張ってしまうわけです。
それが、周りの人の役割まで奪ってしまうことにつながっている、ということを緑カーデガンのおばあちゃんに学ぶ必要があります。
「助かる、ありがとう」と言われることで、誰もが安心してここに居ることができるだけじゃなくて、
子どもも部下も成長するし、「ありがとう!助かったよ」って言われると自己肯定感もはぐくめます。
そんな 優しい世界を作りたいな。
なんてことを考えながら、私はまた、原稿の続きを書き始めました。
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井上きき
住所:愛知県 名古屋市 中区 富士見町 13-19
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