夫のモラハラはあなたのせいではありません。関係改善のための4つのステップ|名古屋を拠点にオンラインのカウンセリング

2024/12/04

夫婦問題女性

名古屋を拠点にオンラインでカウンセリングをおこなっている井上ききです。

「夫がひどいことを言うのは、私が悪いから…」「私がもっと頑張れば夫も変わるはず…」

もしかして、そんなこと思っちゃってませんか？

モラハラは、あなたがダメだからでも、間違っているからでもありません。

でもね、自分を責めるクセがその苦しい関係を助長している可能性があるのも事実です。

この記事では、夫のモラハラがどうして起きるのか、その仕組みを解き明かしつつ、状況を改善するための方法をお伝えします。

離婚するのも一つの選択肢だけど、もし関係の修復を望むなら、まずこれを読んでみてください。

・「私が悪い」が招く罠

まず、考えてほしいのはこれ。

あなたが「私が悪い」「私がダメだから」と思い込むことで、生んでいる悪循環を３つにまとめてみます。

1. 夫のモラハラをあなた自身が正当化してしまい、我慢して許してしまう

２．罪悪感や劣等感、無力感を強く持っていると、無自覚に言動に現れます。その態度が他者否定感情を強く持っている人をモラハラへと駆り立てています

３．「私が悪い」と思っている人は、「あなたが悪い」という思考も持ちます。その意識を無自覚に表現してしまい、相手を怒らせてしまう

つまり、あなたが「私が悪い」「私がダメだから」という意識でいる限り、モラハラが勝手に収束することはほぼありません。

でもね、夫を変える必要はないんです。

ここ、希望を感じませんか？

関係を改善するために必要なのは、あなたが変わるだけでいいんです。

あなたには関係を変える力があるんです。

・関係を変える4つのステップ

じゃあ、どうすればその負のスパイラルを断ち切れるのか？

具体的に４つのステップをお伝えします。

1. 自分の価値を自分が認める

モラハラを受けていると、どうしても「私なんて…」と思いがち。でも、それは夫の言葉が刷り込んだ“思い込み”です。まずはこう考えましょう。

- 「夫が何を言おうと、私には価値がある。」
- 「私は愛されるべき存在。」

これを毎日、心の中で唱えてみてください。だんだんと自分を大切にする感覚が戻ってきます。

2. 嫌なことを紙に書く

あなたには、守るべき「心の領域」があります。

夫に言われて嫌なことはどんなことなのか、なぜ嫌なのかを紙に書いてみましょう。

- 「バカじゃないのかと言われるのは嫌だ。」
- 「にらまれるのが怖い。」

嫌なことを嫌だと思うことは当然のことです。

そのことを自分自身がまずわかってあげましょう。

３.やりたいことを紙に書く

夫との関係を変えていくためには、あなたの命が本来の自由を取り戻す必要があります。

やりたいことと、したくないけど仕方なくやっている、つまりやめたいことをどんどんリストアップしてみましょう。

そして、できそうなことから行動に移してみましょう。

４．夫に表現してみる

１～３を同時進行でいいので、気が済むまで続けていると、夫の態度が少し改善してくるはずです。

嬉しいことは素直に喜んで、「うれしい」と伝えてください。

そして、本当はどんな夫婦関係を築きたいのかリクエストを伝えてみましょう。

最初は紙に書いてみてね。

ただ、焦ることはないので、一進一退を受け入れつつ進めてみてください。

・あなたが変われば、夫婦関係も変わる

今までは自分さえ我慢すればいいと思ってきたかもしれません。

あるいは、私がもっと頑張れば…なんて思って来たかもしれません。

でも、それで何かが改善したでしょうか？

ますます関係は悪化し、結果的に、ご主人も苦しそうなのではないですか。

夫のモラハラはあなたのせいではありません。

我慢する必要はないんです。

自分に自信をつけること、怖さを取り除くこと、自分を大切にすること、表現すること。

まずは、少しずつできることからやってみてください。

やってみて、上手くいかなかったら専門家に相談したらいいのです。

何かを変えなければ、何も変わりませんよ。