セクハラパワハラと共に職場から消えそうな大切なこととは?|名古屋を拠点にオンラインのカウンセリング

query_builder 2024/08/07
職場の人間関係
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名古屋を拠点にオンラインでカウンセリングをおこなっている 井上ききです。

私が新卒で会社員になったころ、つまり30年近く前は、会社でのセクハラやパワハラは当たり前でした。

下ネタは当たり前に言ってるし、事務所で休憩時間にAV観てる先輩とかいましたw

怒鳴られたことももちろんありました。



一方で、今では「髪切った?」っていうのもセクハラになるかも・・・とおびえる男性もいます。

飲みに行こうって上司が誘うのはパワハラ?と大まじめに相談にくる方もいます。

どこまで言っていいのか、何を言っちゃいけないのか、もうさっぱりわからないよーという状態なのです。



そのせいで、起こっている問題があります。

それは職場のストローク欠乏症。



少し解説しますと、ストロークとはあらゆる心のふれあいのことを言います。

ストロークは人間が生きていくために欠かせないモノです。例えばこのようなものです。


・あいさつ
・目を合わせる

・ほほえむ
・言葉がけ
・触れる
・握手
・ハグ
・ホメる
・うなずく
・名前を呼ぶ
・話を聴く
・励ます


生命を維持するためにカラダが食べ物や水分を必要としているのと同じく、

心にこのストロークを与えないと、人間は死亡してしまうと言われています。

そのため、ストロークが不足すると、無意識にネガティブなストロークでいいから欲しくなります。

例えば、わざと叱られるようなことをしたり、前の記事にも書きましたが、病気になったりもするわけです。

無視されているよりは、怒鳴られた方がストロークを得られるからです。


昭和の職場はパワハラもセクハラも、ストロークもいっぱいあったのです。




さて、それほどまで重要なこのストロークが、多くの職場で極端に減少しています。

みんながパワハラやセクハラを疑われるような行為を徹底的に避けているからです。



「髪切ったの、いい感じだね」
「よかったら、今日飲みに行かない?」
「最近元気ないね?どうした?」

といった声かけすら、躊躇してしまう。



背中をポンッと叩いて鼓舞することもできない。

プライベートなことを話題に盛り上がることすら、遠慮してしまう。

そのせいで、会話も弾まない・・・



みんなが相手を気遣っているつもりなのに、みんなで心がカラカラに乾いてしなびていっているのです。

だから、しっかりお給料をもらっていても、ストロークをもらえないとすぐに転職していってしまうし、

べつにパワハラしたわけでもないのに、メンタルの不調で休職する社員も増えちゃうのです。



私たちが人間である以上、心の触れ合いを避けてはいけないということです。


じゃあ、どうすればいいのかというと、強制的に心の触れ合いの時間や場を作っていく取り組みが必須。


業務時間内に、レクをしたり、コミュニケーションを取れる企画をおこなうのがおススメです。



私の企業研修のメニューはこのようなプログラムでチームビルディングをしていますよ。


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井上きき

住所:愛知県 名古屋市 中区 富士見町 13-19

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