母親からかけられるラベリングという呪い「あなたって〇〇ね」|名古屋で子育てカウンセリング

query_builder 2024/05/27
子育て毒親インナーチャイルドセラピー
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名古屋を拠点にオンラインでカウンセリングをおこなっている 井上ききです。

「あなたって、〇〇だよね」とか「あなたって〇〇よね」という言葉が呪いになってしまうケースについて書こうと思います。

カウンセリングをしていると、けっこう多いのは幼少期に「あなたは本当にダメね」と繰り返して言われて育ったというケース。

何度も繰り返し母親に言われた言葉は呪いとなって、「そっか、私はダメな子なんだ」とセルフイメージ(自己認識)になっていきます。

「ダメな子」という親が貼り付けたラベルを素直にその通りに生きようとしてしまうのです。



それ以外にも、「あなたは何をやっても中途半端ね」と繰り返し言われた体験を思い出したお客様もいました。

その方は、何もかもあえて中途半端であきらめてきたことに気づいて、自分は母の言葉に応えて来ちゃったんですね、と涙を流されていました。



私の場合は「あんたは薄情だ」「あんたは冷たい」と母親に繰り返し言われてきました。

今でも時々言われますが・・・

母の目には、「きき=冷たい子」というフィルターがかかってしまっているのです。



小学生の頃に、学校で先生が倒れたという事件があったんです。

みんなが先生の介抱をしたり、職員室に他の先生の呼びにいきました。

私はそれを家に帰って母に話したのですが、「あなたは何をしたの?」ときかれ、「何もしてない」と答えた私に、母は

「あなたはそういう冷たい子だわ、本当に」と言ったんです。



子どものころの私はかなり繊細でむしろ優しすぎる子どもでした。

そのため、そういう事件が起こったときに、先生のところにみんなが殺到したら、返って邪魔になってしまうかも、

とか、いろいろ考えすぎてしまって動けなくなっていたのです。



しかし、それを母に上手く伝えられないし、どうせ母はわかってくれないだろうなーと思った私は、

母の言う通り冷たい人間として生きようと思ったのを覚えています。

母の言葉に応えようという謎の決意でした。



さて、母親が子どもに言う「あなたって〇〇ね」という呪い。

実はこれって、母親たちは自分に言っているんですよね。

うちの母は、本当は自分自身の薄情さが大嫌いだし、いつもそのことで自分を責めて来たのです。



また、「あなたって本当にダメね」と繰り返し我が子に言って来た母親は、

自分のダメさにいつも自己嫌悪しているのです。

「あなたって本当に何もかも中途半端ね」と子どもに繰り返し伝えた母親も同じです。

自分の人生が何もかも中途半端で嫌になっているのです。



でもね母親たちも、私たちもそうですが、ダメなこともあっただろうし、ダメじゃないこともあったはずです。

中途半端で終わったことも、最後までやりきったこともあったはず。

ぜったいに、どっちもあったのです。



なのに、ラベリングされちゃったことが原因で、すべてダメだったように見えてくる。

私も、冷たくて薄情なときもあっただろうけど、めちゃめちゃ誰かにやさしくした日もいっぱいあったはずなのに、

完全に「自分は冷たい人間だから愛されない」ってセルフイメージになってました。



本当は、どっちでもいいのです。

冷たくても優しくても。
ダメでもダメじゃなくても。
どっちの自分も居ていいのです。
ありのままでいいのです。



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井上きき

住所:愛知県 名古屋市 中区 富士見町 13-19

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