【思春期子育て】親子の会話からストレスイライラが無くなるコミュニケーション法
名古屋を拠点にオンラインでカウンセリングをおこなっている 井上ききです。
長男が思春期の頃のある日、靴が玄関に3足も出ていたんです。でっかい靴が3足も。
通学用と普段用と、野球の練習用のランニングシューズ。
私は、いつも子どもたちに言っています。靴は下駄箱にしまうか、端にそろえておくように。
だから、その靴たちを今すぐ仕舞ってほしかった。
ムカッとした。
そこで、思わず私は長男にこう言ったんです。
私 「ねー、きょうは3足も靴を履くのー?」
長男 「履く!」
私 「足なん本あるのー!?」
長男 「足 6本!!!」
結果、長男は靴を片付けない。
わたしは、余計にイライラする。
これは、わたしが悪かったのです。
3足も靴を履くわけないし、足は2本ってわかっているのに、イヤミを言っているからです。
わたしの本当に言いたいことは、シンプルに、
「靴を仕舞ってください。」
これだけです。
これを言えばいいだけのことなのに、いらんことを言っているのです。
こういうのを、心理学では「裏面交流」と言います。
裏に別の意味を持った交流です。
例えば、夫に
「お隣の山田さんのパパは、子どもたちを寝かしつけてくれるだってー。」
って言ったりするのも「裏面交流」です。
本当に言いたいことは、
「子どもたちの寝かしつけを手伝ってほしい。」
これだけのこと。
伝えたいことを、シンプルに言わなければ、相手もシンプルに受け取れないのです。
イヤミを伝えるということは、つまり相手への「否定」や「攻撃」とも言えます。
長男に伝わったのは、「靴を仕舞っていないあなたは、ダメな子、価値がない子」みたいなメッセージ。
夫の例でいうと、「あなたは山田さんちのパパより劣っている。」というメッセージが伝わってしまうのです。
こんなの素直に受け取れなくて当然ですよね。
言われた相手は、言うことを聞かないだけじゃなく、傷ついているのです。
相手を素直に行動させるには、こっち側からの素直なメッセージが必要だったのです。
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井上きき
住所:愛知県 名古屋市 中区 富士見町 13-19
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