私が悪いの？誰が悪いの？反芻思考で苦しいときの解消法｜名古屋オンラインのカウンセリングコーチング

2023/10/11

コーチング

名古屋を拠点にオンラインでカウンセリングをおこなっている井上ききです。

誰が悪いのか？という犯人捜しのグルグル思考が止まらないというご相談のFさん。

許可をいただいてシェアします。

職場で、Fさんが伝票の処理を間違えてしまい、その問題を上司であるマネージャーに相談したところ、ミスを修正しないままでいい、バレないだろうという判断になりました。

そして、そのことが後に、大問題となり、社内で何度も会議がおこなわれる事態に発展した、と話すFさん。

Fさんはもう会社を辞めたくなっちゃったとおっしゃいます。

毎日、だれが悪かったのか、マネージャーのせいだ、自分のせいだ、部長もひどい、チームのみんなも味方になってくれなくてひどい・・・

というグルグル思考ばかりで、何にも集中できないと話します。

このように、だれが悪いのか思考が止まらないときに、根っこにあるのは罪悪感です。

つまり、「私が悪いんだ。悪いのは私だから痛い目に遭うんだ」のような考えで、

これによる罪の意識が強すぎるため、自分では抱えきれなくて、だれか他の人のせいにならないかと、グルグル思考します。

罪を逃れたい、という意識がそうさせるわけです。

ただ、このFさんのケースのように、本当は自分が悪いってことは少ないです。

罪悪感が強い方って、みなさんまじめで誠実なので、悪気があってわざと誰かに迷惑をかけようと思う人はいません。

わざと問題を起こしたい人もいません。

もれなく、過失であって、わざとではないんです。

Fさんも一生懸命仕事をしていたし、マネージャーの判断に従っただけだったのです。

Fさんは何も悪くないのです。

もっと言うと、マネージャーも部長もチームの仲間も、誰も悪くありません。

みんなその人なりの最善を尽くした。

こんな風に考えらえると楽に生きられます。

誰も悪くないですが、別に良くもない。

反芻（はんすう）思考が苦しいとき、ぜひ、自分が罪悪感で苦しいのかな、と感じてみてください。

そして、「私は悪くない。誰も悪くない。」とつぶやいてみてください。

もしも心が軽くなったら、何度もつぶやいてみてくださいね。

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